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スピードスケートのロック 

スケートをされている方にはおなじみのロックですが、一般的にスピードスケートのブレードの前後方向に、丸みがついていることはあまり知られていません。丸みといっても、アイスホッケーのブレードやフィギュアスケートのブレードのように、横から見てもはっきり分かるほどには丸くなっていないからです。

どのくらいの丸みが付いているかというと、スピードスケートで半径20-30mくらい。ショートトラックでは10m前後の丸みが一般的です。より半径の小さいカーブを回るショートトラックでは、ブレードのロックも高く(R値が小さく)なっています。

では、ロックの高い(R値が小さい)・低い(R値が大きい)によって、どのような違いがあるのでしょう。ショートでロックが高く、スピードで低い傾向からもお分かりの通り、ロックが高いとより小回りが利くようになります。反面、ブレードの進行方向への直進性を保つことが難しくなり、ストロークに伸びを出し辛くなります。ロックが高いと、ブレードと氷との接点に生じる圧力が大きくなるので、氷に対してより『めり込む』ことになります。氷との間に生じる圧力はさまざまな条件において、それぞれ適正なものでなくてはなりません。言ってみれば、スキーのワックスのような役割を果たします。

そのめり込み具合を左右する条件として、A:スケーター個々の身体特性、B:距離による特性、C:目指しているテクニックの特性、D:使用する道具による特性、そしてE:リンク条件による特性が考えられます。

まずはじめに、スケーターの身体特性によって生ずるロックの特性について考えて見ましょう。ロックに与える身体特性には大まかに次の要素があり、それぞれに対するロックの傾向は下表の通りです。

A:スケーター個々の身体特性によるロック傾向

       重い・強い・大きい  軽い・弱い・小さい
a:体重         ロック低い      ロック高い
b:キック力    ロック低い      ロック高い   
c:足の大きさ      ロック高い      ロック低い 

次は種目による傾向をみてみましょう。

       速い・短い   遅い・長い
a:スピード  ロック低い   ロック高い
b:距離        ロック低い   ロック高い   

では次にテクニック特性による違いを示します

       速い・短い・高い   遅い・長い・低い
a:ピッチ   ロック高い       ロック低い
b:ストローク ロック高い       ロック低い
c:返し       ロック高い       ロック低い
d:操作性      ロック高い       ロック低い
e:爆発力      ロック低い       ロック高い

お次は、道具による違いです

        硬い・高い     柔かい・低い
a:撓り具合      ロック低い     ロック高い
b:ブレード高  ロック低い     ロック低い

最後に示すリンク条件によるロックの違いは最も気を使いたいポイントです。

         硬い・荒い・あり  柔かい・滑らか・なし
a:氷の硬さ        ロック高い      ロック低い
b:氷の表面        ロック高い      ロック低い
c:グリップ感    ロック高い      ロック低い
d:クリスピー感   ロック低い      ロック高い

以上の要素を組み合わせて個々に適したロックを作ります。一般的には、急激に曲率の変化するような曲線はロックとして良しとされません。また、曲率の変化率がプラスからマイナスに変化してしまうような相があると、大きなブレーキの原因となります。

ロックゲージ等の器具を利用して、定期的にロックをチェックすると、質の高いトレーニングができるでしょう。もちろんレース前にロックで慌てることもありません。
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[ 2005/06/23 14:18 ] スケート覚書 | TB(0) | CM(0)

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