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センター試験 

 「センター試験」

 北海道から埼玉に移って、スケート場の都
合で練習時間が遅く、よく最終電車で帰った。
そのせいか、ラジオの深夜放送をよく聴いた。

 帰るとまず、遅い晩飯をかき込んで、すぐ
に机に向かう。それから、耳にイヤホンを挿
すのだ。親は、「さぞ勉強しているのだろう」
などと感心していたかも知れない。が、本当
のところは違った。そうしないと1時からの
放送に間に合わなかっただけだ。

 パーソナリティーの話は、テレビでみるよ
り、ラジオで聴くほうが桁違いに面白い。だ
から嵌る。テレビほど公の匂いがしないから
だろう。フルスロットルのトークが、耳元で
炸裂する。

 だが、高3ともなると、そうのん気に構え
てもいられない。そこではたと気づく。スケ
ートと、大学受験の季節は一緒なのだ。

 「ラジオなどに現を抜かしている閑はあっ
たのか」。

 今のセンター試験は、当時、共通一次とい
った。私が高校3年の時の試験日は、インタ
ーハイの五百m決勝の翌日だった。

 ふだんから勉強していれば、大会に出たか
らといってどうということはない。でも、シ
ャーペンを回し、ラジオの深夜放送に気をと
られてばかりいた私は、たじろいだ。レース
前日、みんなが寝静まったあとに、暗い部屋
を出て、旅館のロビーにある自販機の前で過
去問をやる始末だ。

 「ああ、あの時マジメにやっておくんだっ
た」。

 腹がよじれるほど可笑しかった深夜放送だ
が、恨めしく思えた。

 その大会では、運良く五百mで2位になっ
た。けれど試験は甘くなかった。マークシー
トを埋めながら、浪人を覚悟したのは言うま
でもない。

 今年もセンター試験まで、あと1週間にな
った。用意の悪い受験生諸君に告ぐ。何ごと
も日ごろの積み重ねだが、往生際悪くもがい
てみるのも一興だ。

2007年1月12日 苫小牧民報コラム 一部改
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[ 2007/01/13 15:38 ] 学業とスポーツ | TB(0) | CM(0)

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